こんにちは。
京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している、杉崎とも江治療室の副院長 杉崎 徹です。
ちょっと乱暴なタイトルですが、患者さんの言葉をそのまま使わせて頂きました。自らぶっ壊れた!と言わしめる痛みの原因と対処法をご説明したいと思います。
ー かつてない腰痛に悩む
20代男性 Uさん
フルリモートで働くUさんは転職を機に多摩ニュータウンへ転居。公私とも心機一転の生活を始められたそうですが、お話を聞けば聞くほど『そりゃそうなりますわ』といった状況が見えてきました。
引越しから三ヶ月、仕事用のインテリアがなかなか決まらずダイニングのテーブルとイスを代用。土地勘がないので食事はもっぱらデリバリー。当初はラクに昇れた団地の階段も最近はキツくなり、ある日ついに【ぶっ壊れたような腰痛】に見舞われたそうです。
何とか赴いたクリニックでは【骨には異常ありません】と言われて少し安心。一方で『異常ないって言われてもメチャメチャ痛いんですが…』という気持ちもあり。クリニックと並行して出張専門の“もみほぐし”を頼んでみても『当サイトのセラピストは治療を目的としていません』と言われて断念。その後も色々と検索し続けたそうですが何処に行ったらいいか分からずじまい。
クリニックの帰り道、たまたま目に止まった当室へ予約なしで飛び込んでいらっしゃいました。
ー イスの重要性
引越し、転職、偏った食生活、運動不足。これだけでも充分といえますが、ぶっ壊れたとまで仰るには【イス】の影響が大きいと思われます。前職で当たり前のように使っていたワーキングチェアの重要性を改めて実感されたようです。
ー 簡単な対処法
今すぐ出来る対策をご紹介します。
①最も簡単なのは【巻きタオル】
ロールケーキのように巻いたバスタオルを、お尻にある『座骨』に当たるようイスにセットします。丸くなった骨盤が自然と正しい位置に矯正されます。
②ノートパソコンの下に電話帳や雑誌を起きます。3メートル先を見る時と同じ目線に合わせるのがベストの高さです。
③ぎっくり腰の回でご紹介した【えび反り】ストレッチも効果的です。仕事前、昼休み、仕事後などに腰が正しく伸びるようになるまで続けてみてください。
ー 治療経過
まだお若いにも関わらず、Uさんの腰痛は筋力低下も伴っています。この場合、腰をメインに背中から足まで、はり、あん摩マッサージ、ストレッチを行います。
特に注目するのが鼠径部と呼ばれる【足の付け根】大腰筋というインナーマッスルに触れる大事な部分ですので入念な治療を行います。
Uさんは一回の治療で『ものすごくラクになりました』と喜んでくださいましたが、筋力が低下していることに変わりはありません。今のままでは遠からず再発しますとお伝えしました。
かねがねお伝えしている通り、Uさんも治療とトレーニングの両輪を意識するのが重要です。お若いとはいえ筋力アップには相応の時間が掛かるでしょうが、ぶっ壊れる前のUさんに戻るため私なりにお手伝いを続けていこうと思います。
精読ありがとうございました。
杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室
📞 042-374-6723
東京都多摩市落合1-6-2
サンライズ増田7F
Comments